車の事故修理費用は損傷部位や程度によって大きく異なりますが、一般的な相場を知っておくことで、修理見積りが適正かどうかの判断材料になります。部位別の修理費用相場を見ていきましょう。
バンパーの修理は、軽度の擦り傷であれば塗装のみで1〜3万円程度、凹みを含む場合は3〜8万円程度、交換が必要な場合は10〜20万円程度が相場となります。バンパーにはセンサー類が組み込まれていることが多く、これらの修理が必要になると費用は更に上昇します。
ドアの修理は、小さな凹みや傷であればデントリペア（へこみ修理）で5千円〜2万円程度、通常の板金・塗装で3〜10万円程度、ドア交換が必要な場合は15〜30万円程度かかります。パワーウィンドウなどの機構部分に損傷がある場合は追加費用が発生します。
フェンダー（泥除け）部分は、軽度の修理で2〜5万円程度、交換を要する場合は8〜15万円程度が相場です。ボンネットは修理で5〜15万円、交換で15〜25万円程度が一般的です。
車の屋根（ルーフ）部分は広範囲の作業が必要となるため、修理費用は10〜20万円程度、大規模な損傷の場合は20〜40万円以上になることもあります。
また、事故によってフレーム（骨格）部分にダメージがある場合は、修理費用が大幅に上昇します。フレーム修正作業は15〜30万円程度が相場ですが、重度の損傷では50万円以上かかることも珍しくありません。
修理費用は車種によっても大きく異なります。一般的に輸入車や高級車は、国産の大衆車と比べて1.5〜3倍程度の修理費用がかかることが多いです。また、最新モデルほど特殊な部品や塗装が使われているため、修理費用は高くなる傾向にあります。
修理見積りを複数の工場から取ることで、適正価格での修理が可能になります。また、保険を利用する場合は、保険会社指定の修理工場を利用することで、追加費用の発生を抑えられる場合もあります。
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